ゲゲゲの鬼太郎第6期14話の感想 「枕返しと幻の夢」

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昔々のお話です。

ある村で、たびたび洪水に見舞われ水害によって頭を抱える村人たちがおりました。

ある日、村人たちはそんな川の神様への供養として人間(=生け贄)を捧げる人身御供(ひとみごくう)を行いました。

大人たちは、村に住むまだ幼い少女を川へと連れていき目隠しをして、その川へと続く崖の上から突き落としたのでした。

そのとき、少女の首には《夢操りの鈴》が掛けられました。
あの世でせめて夢だけは見られるようにと……。

引用:https://livedoor.blogimg.jp/ponpokonwes/imgs/2/d/2dad151a.jpg

…………うわぁぁ~、恐ろしい(泣)

今回のゲゲゲの鬼太郎第6期の14話、登場人物達がそれぞれ抱く抑えていた感情や想いがあらわになった、とても感慨深いストーリーです。

子供に向けてというより、悩める大人たちへの戒めを込めたメッセージ…かもしれない。

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ゲゲゲの鬼太郎第6期14話の感想~現代人の心の闇に入り込む少女の亡霊〜

『もうダメかもしれない…』

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突然リストラされ家族に相談もできず、再就職もことごとく失敗…
先の暗い何も見えないこの現実世界から、もう逃げ出してしまいたい。

そんな時、彼(マサシの父)の目の前に現れた可愛らしい少女。

身も心も堕ちきった彼を夢の世界へと誘い、そのまま彼は何日も何日も眠り続けてしまった。

息子マサシは鬼太郎に助けを求め、妖怪・枕返しの力で夢の世界へと向かった。

その世界では、そのものたちが持つ欲求や夢がまるで現実かのように具現化されるのだ。

少女は、現代社会で夢を失い疲れ果てた大人たちの前に現れては、その者を眠らせ夢の世界へと誘っていた。

引用:https://livedoor.blogimg.jp/ponpokonwes/imgs/7/1/71cfe53b.jpg

そう、その少女こそあの世に行けず亡霊となって現代をさまよい続ける
あの『鈴の少女』だった。

鬼太郎たちはその夢の世界で少女と戦うのだが、想いや望みが具現化するこの世界。

そこでは鬼太郎の強力な必殺技も、少女の鈴の夢を操る能力の前では全く通用しない。

夢の世界にも関わらず、自由に想像したり発想する力がない鬼太郎には、なんでも想えば具現化出来るこの世界で戦う事は難しく、ことごとく攻撃をかわされ反撃にあってしまうのであった。

引用:https://livedoor.blogimg.jp/ponpokonwes/imgs/7/b/7b6b94c1.jpg

『ワシがこんな目玉の姿になってしまったせいで、息子(鬼太郎)は親に甘える事も出来ずに寂しい想いばかりさせた。
そのせいで子供らしい自由な夢さえ想い描けんほどの苦労をさせてしまったんじゃな……すまない、鬼太郎。』

引用:https://livedoor.blogimg.jp/ponpokonwes/imgs/8/5/8539c779.jpg

そんな鬼太郎を心から想う目玉おやじの熱く強い親心が、具現化する。

引用:https://livedoor.blogimg.jp/ponpokonwes/imgs/2/a/2af219de.jpg

目玉だけの姿から全盛期の肉体に変身した親父は、鬼太郎をしのぐ妖力を持ち、敵を追い込んだ。そして強力な指鉄砲を放ち、息子の鬼太郎を見事に守り抜いたのだった。

引用:http://livedoor.blogimg.jp/ponpokonwes/imgs/2/9/2946b923.jpg

少女の夢の世界は消え、眠り続けていたマサシの父親も無事に戻った。

我に返った父親は、鈴の少女に『もうここ(夢の世界)には来ないよ。』と誓うのだった、苦しくとも現実から目を背けず前に進んでいくと。

『(ニヒッ)………そうならないことを祈ってるわ。』
少女はそう言葉を返すと不敵な笑みを浮かべた。

この笑みには、少女のどんなメッセージが込められていたのか………

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ゲゲゲの鬼太郎第6期14話の感想〜枕返しと鈴の少女の接点とは?!〜

14話のタイトルにガッツリ枕返しって載ってるのに、今回のあらすじ紹介で全然触れてないね私………ハハハ、ハハハハハ(笑)

『こりゃ申し訳ねぇ、枕返しのおっちゃん。』

引用:https://livedoor.blogimg.jp/ponpokonwes/imgs/7/f/7f6a7bb8.jpg

↑『私が枕返しですっっっ!!!(怒)』↑

少女の首に掛けられた鈴には妖力が備わっていて、この鈴で夢の世界へいける訳だ。この鈴の持ち主こそ、枕返しなんです。

過去に悪行ばかりしていた枕返し、あるお坊さんにコテンパンにお仕置きされ、その際に鈴も没収…(笑)

そのお坊さんこそ!崖から突き落とされる少女の首に鈴を掛けたお坊さんだったのです。

『ワ~~オ!!!なんて偶然(笑)』

そのせいでこの枕のおっちゃん、鬼太郎たちに容疑者扱いされてました(笑)

……今回のこの14話、実は誰よりも現実逃避したかったのは枕返し氏ではなかろうか。

引用:http://livedoor.blogimg.jp/ponpokonwes/imgs/d/c/dc648c86.jpg

『今回のオレ…良いモン?悪モン?てか脇役じゃねぇかっ!』

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ゲゲゲの鬼太郎第6期14話の感想~少女の最後の笑みが意味すること〜

結論から言うと、少女がマサシの父に見せた最後の不敵な笑みには【きっとアナタは、また戻ってくるよ、私の夢の世界に。】
そんなメッセージが込められた皮肉な笑みなんだと私は感じます。

そんなに現実は甘くないよ、このせわしなく厳しい世の中にアナタ達はまた挫折し悩み疲れ果てるんだ。

そうしてアナタ達大人は、再び私の夢の世界を求めてやってくるよ、……必ず。

引用:https://livedoor.blogimg.jp/ponpokonwes/imgs/e/d/ed8da1a3.jpg

この少女のメッセージ、
厳しい現代社会で生きるためには誰にでも支え合う存在というものが必要であり、相手を想える力は絶大なんだってこと。

今回の鬼太郎の姿から感じたこと、
目に見える強さだけが本物じゃない、強いだけでは決して生きていけなくて、やっぱり想い合える相手が居るからこそ強くなれる。

そんな事を感じさせられる内容でした。

いつも鬼太郎はとても強くて、冷静で…。姿は子供でも中身は大人、そんな違和感のある主人公に視聴者の私は惹かれていた気がします。

でもやっぱり目玉おやじの存在あっての鬼太郎なんだなって改めて知れた回でした、やっぱり『父さんは偉大』ですね。

 

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ゲゲゲの鬼太郎第6期14話『枕返しと幻の夢』感想~おまけ〜

最後に
↓↓↓今回の私のお気に入りシーン↓↓↓

引用:https://livedoor.blogimg.jp/ponpokonwes/imgs/2/6/26c51635.jpg
題名: 『父さん逝っちゃてる~~』

………こ、こ、こ怖っ。(笑)

リストラと就職難と家族関係崩壊でショックで汚部屋に引きこもり~からの親父がこの顔で寝てるて……

息子マサシ的には、妖怪よりよっぽど父ちゃん怖かっただろな~。

心中お察し致します(笑)

そして、私は子供と日曜の朝、この逝っちゃてる姿をテレビで視聴……

子供:『ねぇねぇ、なんでこんなに部屋汚いの?』
私:『なんか嫌なこと、あったんだろうねぇ…(汗)』
子供:『寝てる顔…こわい。ねぇ?』
私:『なんかすっごく嫌なこと、あったんだろうねぇ…(汗)』

14話『枕返しと幻の夢』、もうすぐ4歳の子供に説明するには、ちとヘビーだったぜ。

引用:https://blogs.yahoo.co.jp/ultra_nishiyan/58456000.html

くっ…ワシのイケメンぶりについて、もっと語って欲しかった・・・

 

そんな目玉おやじさんの要望に答えましょう!

→目玉おやじのイケメンぶりについて書かれて記事はこちら

 

最後までお読み頂き、有難う御座いました!

ゲゲゲの鬼太郎6期、地獄の四将の能力とは!?

アイキャッチ画像の引用:YouTube

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